チコさんお気に入りエピソード。
これは子供の番組ではない。
北川町で人が狂う。
BGMも話の説明もほとんどなく断片的なまま、連続通り魔事件のような話がひたすら不気味に進みます。目線や顔の影やアップが妙に印象的に映るカメラアングルは、まるで渋い刑事ドラマのよう。
大人のドラマである。
実際、
メトロン星人の地球侵略は
地球の征服はまずご町内からってなかんじの
市街征服状態なんですが(
安アパートの一室の
畳の上に座って対峙する
ダンとメトロン星人なんて
シュールな絵が!)、気味の悪いストーリーと絵画的でさえある映像、最後のナレーションにあるような重くて深いテーマなど、
SFのセブン、
大人のセブンの醍醐味がめいっぱい詰まった傑作でした。
赤の光と影‥‥‥しばらくは
夕焼けを見るたびにこのシーンを思い出しそうです。