先週バーホーベン監督の映画「スターシップトゥルーパーズ」を観てたらなんだか無性にスタートレックが観たくなっちゃったので、
『スタートレック ジェネレーションズ』を再視聴してみました。1995年の劇場公開当時に映画館で観てきた時はまあまあだけどちょっと微妙な作品かなと思っていたんですけど、なんか久しぶりに観たら個々のキャストの演技や、特にラストのピカード艦長の以下のセリフが実に味わい深くって良かったです。
↑ 確か当時から僕の部屋に貼ってある「TWO CAPTAINS. ONE DESTINY.」の本作ポスター。
ある男がこう言っていた。あらゆるものを時が猛獣のように襲うとね。
(Someone once told me that time was a predator that stalked us all our lives,)
だが私が思うに時というのは、共に旅する友人だ。
どの瞬間もみな愛おしい。戻らないがゆえにな。
何を成し遂げたかより、どう生きたかが重要なんだ。
いつかは死ぬ。たかが人間だ。
日本語吹き替えセリフはとてもこなれてていいですね。不時着して修復不能に大破したエンタープライズDのブリッジでライカー副長とアルバムを探しつつ語らう、ってところがまた象徴的でした。
劇中の時点で惑星連邦の最新鋭、最大級、最強の艦であり、そして思い出いっぱいのエンタープライズD。
どんな犠牲を払ってでもネクサスへ戻ろうとした今回の首謀者、ソラン博士(上の
ある男)。
まだ少年の身で急死したピカード艦長の甥。
自分が輝いて生きたかに最期の瞬間までこだわったカーク船長。
ネクサスって一体何だったんでしょうか。劇中では極稀に発生する宇宙の自然現象みたいなかんじで謎でしたけど、自分の人生の過去でも未来でも行ってやり直せる願望具現化現象? カーク船長は「幻なんだな」「何もかも手ごたえがない」って言って早々に見切って現実に戻ってきましたけど、もし僕が学生時代のあの時期とか●●●の頃とかに飛ばされたらとても戻ってこれる気がしません。ソラン博士と同じになっちゃうかも。
観た当時はあのやんちゃな伝説のカーク船長が意外とあっさり死んじゃうなぁって印象がありましたけど、大事なのはそこじゃないんですね。
というわけでちょー久しぶりにST:TNGを堪能できて大満足でした! けどただこの映画の唯一の不満点はいつもの「スタートレックのテーマ曲」が流れないことかな。使われてる曲自体はTNGぽさもあっていい感じなんですけどやっぱりいつもの定番曲も聞きたいじゃないですか。(^^;
あと映像的にはやはりあの天体観測室(Stellar Cartography)がカッコよかったよね。プラネタリウムの3D版かゼータのリニアシートの豪華版みたいで。