日本の一介の私立大学が科学観測衛星の打ち上げに成功した(!)。
しかし、地球防衛軍の秘密調査部の報告では、その計画のニワ教授がニセモノにすり替わっていることが判明した。それにその衛星についても地球の科学力をはるかに超えているものであった。
大学に婚約者のサエコが在籍している
ソガ隊員は、大学へ潜入調査に向かった。
ビーム転送!!!
プロテ星人すげーーーーッ!!!
よくできたサスペンス物でおもしろかったです。
ラストではそのビーム転送技術の
制約を利用していました(利用というには悲しいものでしたが)。そのせいかプロテ星人の宇宙船もなんか
スタートレック風味に見えてきちゃいましたよ。エクセルシオール級? エンタープライズA? (^-^;)
戦いのシーンも雪が積もった静かな夜の大学敷地内という、まるで
時代劇の“静”の殺陣みたいで緊迫感があり、加えて夜空と夜影の藍色が美しくて見物です。姿を隠したり分身したりするプロテ星人の幻惑攻撃が“静”と“夜”というイメージにとても合っていて映えました。セブンも苦戦します。
また戦場となる学内の舞台セットも実にリアルで臨場感がありました。
あとちょっと欲を言えば、
「ひとりぼっちの地球人」である教授の助手氏がそうなってしまった経緯と心情をもっとよく描いてくれた方が、話にしっかり筋が通ってラストもより盛り上がったんじゃないかなと思いました。
それでもなかなか見ごたえのあるお話でしたよ!
"Beam me up, Scotty!"
“機関長、転送収容せよ!”
初代スタートレックの有名なセリフがスラング化して
「早くなんとかしてくれ!」という意味で使われているそうです。気の利いた辞書には載ってますよん。