(※前編からのつづきです)
さてさて、いかにも
アンダーダークらしい
エロいモンスターたちと戦いつつ、無限の地底ダンジョンをさ迷い歩いていたパーティ一行は、ある時、モンスターに襲われていたとある二人組を助けることになりました。
彼らの一人は
小人で、もう一人は屈強な
戦士風。
パーティ一行はいちおう彼らを助けたという形にはなりましたけど(実際そのつもりで行動しました)、戦士風の男は小人をかばいながらも
アンバーハルク(画像参照?クワガタみたいな頭部に熊みたいな体がついた二足歩行するモンスター。混乱攻撃がエグい)の群れに囲まれても平然と渡り合っていましたから、はたして本当に助けが必要であったかどうかは怪しいところです。
小人の男はアンダーダークの案内人をしている
ホルシュドという名前のスヴァーフネブリン(っていう
ノーム族の一種)で、戦士風の男は
アブレイズと名乗りました。
アブレイズは地上世界へ戻るためにホルシュドを雇って旅をしている最中とのことですが、何のために/どうやってこのアンダーダークに来たのかは話してくれません。
また、パーティ一行がどうやってアンダーダークへ来たのかとかパーティの素性をしきりに気にしていました。
とはいえこの出会いは
まさしく渡りに船!!!
パーティの治癒・回復能力の提供を条件に、いっしょに出口を目指すことを決めました。
ち・な・み・に、
ポックルの
吟遊詩人知識では、過去、
コアミア王国を荒らした赤竜たちの中にもアブレイズという名前の
レッドドラゴンがいたらしい‥‥‥。
聖騎士ナナの
ディティクトイビルでは、アブレイズに
悪属性が出ました‥‥‥。
*
それからいくつかの遭遇戦(
エロいモンスター含む)をアブレイズと共に戦ってきたパーティ一行でしたけど‥‥‥彼とはついに友情や信頼が芽生えることはなかったのです。
それどころか。
ホルシュドの案内のおかげでついに
地上世界への出口にたどり着いたパーティ一行。
行く手を阻む最後の遭遇――大小様々な
蜘蛛の群れ(
ヒュージ。
ブリンク能力持ち。
スウォームは
ゲロ嫌!)――を撃退して休息を取るパーティのそばから離れ、ひとり重装備に付け替える
アブレイズ。
出口の外は
密林なので、軽装の方が適しているのに、なぜ?
‥‥‥ム。
急速にキリキリ張り詰める場の空気。
位置関係を考慮しつつジリジリと詰め寄るパーティを前にして、アブレイズがついに言い放ちました。
“我ら赤竜軍の同志となれ”
あぁ‥‥‥やはり‥‥‥。
コアミア王国を守るため(
とナナは思って)戦端が開かれます。
アブレイズの戦闘能力は、
竜の剛力と
人の機敏さ、そして
鉄壁の防御力を併せ持つ圧倒的なもので、フィールドが広いことも祟って戦線の維持が全くできません。
それどころか、パーティのブレインだと目をつけられた
魔術士トレドが追い掛け回され、
まともに全力攻撃を喰らったナナが斬り殺されてしまいました。
戦力バランス崩壊か! ‥‥‥っと思われたその時、アブレイズが
ディメンジョンドアの呪文で瞬間移動!
逃げた‥‥‥
いや、
見逃してくれたのか?
いえ、パーティ対1人ということで、アブレイズにも相当量のダメージ蓄積があったようです。
アブレイズ‥‥‥彼こそが再び自分たちが戦うことになる最大の敵、だということを身をもって知らされたパーティ一行なのでした。
次回最終回!乞ウご期待!